動いていないとは言うけれど・2
固定ポーズでは休憩時間を挟んで同じ形を再現していきます
そのためにポーズ台と身体が接している面にはマスキングテープなどを貼って、次のポーズ時の目印にします
重心の場所、視線の位置、顔の向きや身体のひねり具合、手の形などは頭の中でよく意識し、ノートにメモをとります
身体と身体が接している箇所は、私は蛍光ペンでマーキングします
例えば腰に手をあてている場合、最初の5分休憩のときに手のひらの形に沿ってサッと蛍光ペンでラインをひきます
その手のひらを腰に押し当てると、スタンプの要領で腰側にも薄く色がうつります
そうすると手をあてる位置の目安になるのです
ポーズ中は手と腰が接しているので、蛍光ペンの色は見えなくなります
あとはホクロの位置なども目印にします
右太もものこのホクロに、右手の小指の第一関節を置く…など、目視で確認してノートに書き留めておきます
こんな感じでポーズ再現のために思い当たる点は何でも確認、何でもメモしておきます
それでもたぶん、厳密に前回と全く同じポーズはとれていないのだと思います
あぁ
空気がゼリー状になっていて、最初にポーズしたときの形を型抜きしておきたいな、そして次からはその抜き型にすぽっと嵌まれば間違いないのに…と、不可能なことを思ったことがあります
空気にマスキングテープを貼れたらいいのになぁ、とかね