はやぎはやぬぎタイムロス
雫が丸く落ちて綺麗
休憩着に何でここまでこだわりがあるのかと言うと、
「早く着て早く脱ぐ」
このことが仕事中の重要ポイントだからなのです
「20分ポーズして5分または10分休憩する」
基本的にこのサイクルで美術モデルは仕事をします
そのたびにタイマーを押して時間を区切っているのですが、ピピピ…と指でタイマーを押している間と休憩着を脱ぎ着している間にタイムロスが生じます
きついポーズの後は身体が痛くて、よっこらしょ…とスローモーションでタイマーまで近づきます
着る動作もスローモーションです
これがちょっと恥ずかしいんですよねぇ
ポーズ中は何というか、ポーズスイッチが入っていてキリッとした心持ちなのですが、着脱途中って無防備な状態で、早く服を着てしまいたい!という気分になります
数秒ずつのタイムロスでも、積み重なれば数分になります
会場を時間貸しで借りている絵画サークルなどでは、休憩時間5分を3分にしたりポーズ時間20分を18分に短縮したりして、厳密にタイムスケジュール通りに終わらせることがあります
参加者さんの中でも、この後に用事が入ってるので…と時間を気にする方もいます
そして美術モデルの方も、午前の仕事が終わって午後の職場へ移動…というときに数分の遅れがバスや電車に乗り遅れる原因になることがあります
多くの職場ではもう少しおおらかな時間の捉え方をしていますが、きっちりと時間管理が必要な場合があります
そうこうしていると私服⇔休憩着のチェンジも早くなってくるようで、「モデルさん着替えるの早ッ!」なんて言われます