部屋の温度について・夏編
定番…夏は少し暑く、冬はより暖かく
暑くなってきましたね
夏と冬は、部屋の温度管理が難しくなります
裸のモデルは皆様より服が1,2枚少ない状態でポーズをとっているので肌寒くなりやすく、普段の温度設定だと体調を崩しやすくなります
制作現場はモデルの感度優先で、夏は少し暑く・冬はより暖かい状態にしてくださります
…というのが定番ですが、私個人としては通常の温度感覚にもう少し近くても大丈夫だなーと思っています
夏は3ポーズめあたりまではクーラーは通常運転で
例えば、初めて訪れる絵画教室
「こんにちは」とドアを開けると、少し前まで運転していたエアコンを消した状態で出迎えてくれます
外からモデルが見えないように窓を閉め切り、カーテンなどをかけた会場は家の居室よりもちろん広く、エアコンを止めると隅の方には早くも熱気が忍び込んできています
上記の通り、モデルのことを気遣ってくださる対応で、とてもありがたく感じます
でも私の場合、教室まで夏空の下を歩いてきた火照りが残っていたり、最初の1,2ポーズはいつも緊張の汗が出ます
なので「みなさんが過ごしやすい温度で私も大丈夫です」と言っています
そしてだいたい3ポーズめが終わった後の10分休憩の頃から身体が落ち着いてきて肌寒さを感じてくるので、風量を弱くしてもらったり温度設定を高くしてもらったりします
ポーズ保持のために力を使ってずっと身体が熱かったり、制作者の人数が多いと熱気がこもっていたりするので、運転を止めることはまずありません
2011年夏、自主節電でのエピソード
2011年3月11日、東日本大震災が起こりました
関東地方は節電の意識が高く、夏場もエアコンの利用を極力控えよう、という流れがありました
その日訪れた会場もエアコンを使わず、窓を開けて外からの風で暑さをしのぎましょう、ということでした(もちろんカーテンはかかっています)
ポーズスタート、私は片腕を頭の上に乗せた立ちポーズをとりました
あ、あつい…
ポタポタポタ…
額から汗が吹き出し、眉毛の堤防を越え、目に入ります
ええぃ、これは拭うしかない
でもかなり動いてしまう、元の腕の場所はどこだっけ?
あーもうこれで何回目もとを拭いたのかな?
風は…風は吹いているのかな?
私の汗スイッチはなんだか強設定になってしまっていますよ
絶対気が散っちゃっていますよね、皆様?!
なんだかこれ、水も滴る…どころか、タイトルは「滝」でしょ、ぜったい!!!
ごめんなさい、エアコンつけてくださーい!
困りましたね、すっかりエアコン無しでは生きていけない身体になっていました